2021年5月掲載
キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
近ごろの求人を見ていると、「履歴書をメールで送ってください」「オンライン面接をします」などと書かれた所が目につきます。
就職活動の相談に来られる方からは、パソコン用の履歴書の作り方を教えて欲しいとか、オンライン面接は自信がないというような声を聞くことがあります。
日頃スマートフォンは使っていてもパソコンは使わない方や、ご自宅にネット環境が整っていない方もいますから、応募が難しいと感じるのもわかります。
ただ、私の感覚では、履歴書は手書きで、職務経歴書はパソコンで作り、面接は対面でしている方がまだまだ多いのです。
このような状況は、今後も大きくは変わらないように思います。
応募書類をメールで送るといっても、記載内容や選考のポイントが変わるわけではありません。
やはり、写真の印象や、志望動機は重視されます。
オンラインで面接を受けると言っても、聞かれることは変わりませんし、最終面接はほとんど対面です。
自分の経験やできること、仕事への意欲が伝わるかどうかが決め手でしょう。
例えば、あなたがどうしてもやってみたい仕事があって、その応募先がオンライン面接で選考するとします。
ところが、面接に自信が持てないとしたらどうしますか?
セミナーなどに参加して練習するのも良いでしょう。
また、対面で面接できないかと直接聞いてみても良いと思います。
断わられるかもしれませんが、その熱意が伝わるかもしれません。
企業にとっては、オンライン面接ができるかどうかという事は、それほど大きな問題ではないこともあるのです。
コロナ禍の前後の就職活動においても、大事なことはそれほど変わっていないと思います。
就職活動中の方。
思うように行かない理由よりも、どうしたらできるかを考える方が、前向きになれるのではないでしょうか。
キャリアコンサルタント 福積千佳子