2021年4月掲載
「オンライン面接の時、マスクをつけた方が良いのでしょうか?」
就職活動の相談に来た方からこんな質問を受けました。
あなたならどう考えますか。
今、外出時のマスクの着用は当然のこととされています。
そもそも何のためにマスクをつけているのでしょうか。
オンライン面接は何のためにするのでしょうか。
そう考えると、自宅などの個室でオンライン面接を受ける場合に、どうするのが良いかわかるでしょう。
採用面接では、まだ対面形式が多いのが現状です。
では、マスクはどうしますか?
面接官との間に十分な距離があれば、一言断ってからマスクをはずして対話する。
距離が近ければ、最初の挨拶の時だけはずして、相手に聞いてから対話中は着けておく。
こういう考え方はどうでしょうか。
面接官がマスクをつけていれば、それに合わせた方が良いのでは、という意見もあるでしょう。
ただ、面接官には勤務中にマスク着用のルールがあるのかもしれません。
同時に面接官は面接をすることで、応募者の話の内容はもちろん、表情や声からも採否を見極めることが仕事です。
あなたの判断や面接官に対する配慮、はずしたマスクのしまい方など、マナーも見られているかもしれません。
面接においても仕事においても、その場の状況に応じた判断ができることや、自分の考えを表現できることが大事です。
ただ言われたとおりにするとか、何となく周囲に合わせるのではなく、自分の頭で考えてみることが大切です。
何が正しいか正しくないかと考えるより、自分にとってどうするのが良いかと考えましょう。
そして、自分の考えを相手に伝えてみると、反応や態度から相手のことが何かわかるかもしれません。
面接官は、「面接がうまい人」ではなく「一緒に働きたいと思える人」を選ぼうとしています。
あなたは採用されたいと思っているとしたら、あなたはどう考えますか?
キャリアコンサルタント 久保賢司