2021年1月掲載
キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
私は年が明けると、1月始まりのスケジュール帳に新たな予定を書き込みながら、古いスケジュール帳を振り返って見ています。
昨年は、春先頃からコロナ禍の影響で世の中に不安が広がり始め、仕事のやり方や人との関わり方が大きく変わったことが思いだされます。
それから間もなく一年になるのですが、この間も私は就職活動や働くことに関する相談を受けてきました。その中で強く感じた事があります。
それは、相談者の方の周りで起こった出来事の中で、「変えられないこと」と「変えられること」があるということです。
例えば、就職活動が思うように行かず悩んでいる時など、つい周囲の人や社会に不満を感じることもあるでしょう。
でも、他人の考え方や世の中の状況などは、自分には変えられないことです。
一方、就職や転職先の業界や職種の選択、応募書類の内容、採用面接の受け方については、それまでのやり方と変えられることがあるのではないでしょうか。
履歴書の一部分でも、誰かに見てもらって表現を変えてみたり、面接の応答を友人や家族に聞いてもらって、話し方を変えてみたり。
ご自身の良さや強みがより伝わるように、少しでも変えられることがあることでしょう。
変えられないことで悩んだり不満を感じたりするよりも、変えられることを見つけて、できることから始めてみましょう。すぐに効果が見えなくても、それを続けてみましょう。
何を変えたらよいかわからないという方。
昨年を振り返ってみて小さなことでも自分の中で変わってきたと思える事や、変えてみて続けている事は無いでしょうか。
年初に、変えようと思った事はありませんか。
変わりたいと思う方は、変わるチャンスのある方です。
厳しい冬から季節が移って行くように、少しずつ変われば良いと思います。
もうすぐ春ですね。
キャリアコンサルタント 福積千佳子