2019年7月掲載
こんにちは、キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
私は、フリーランスとして仕事を始めて8年余りがたちました。
勤めていた会社から独立して個人事業主になったのですから、一人で考え一人で動くことが増えました。
そんな忙しい日々の中、時々懐かしく思い出すことがあります。
会社という組織の中で仕事をしていた頃のことです。
私が勤めたのは小さな会社が多かったのですが、それでもやりたい仕事をさせてもらえない不満を持ったことがありました。
私には何も期待されていないのではと落ち込んだこともありました。
また、気に入らない人がいると、よく同僚と愚痴を言い合ったものでした。
当時を振り返ってみて、最近「今の私ならどうするだろうか?」と考えることがあります。「きっと今の私なら、他人の愚痴を言っても仕方ないと割り切って、仕事や役割に専念する。」「きっと今の私なら、仕事を任せてもらったり期待されたりするように、勉強をしたり自己研鑽に努めたりする。」などと。
そう考えるのは、私がフリーランスとして働きながらも、企業や公共団体の事業チームの一員として仕事をすることが多かったからかもしれません。
そのようなキャリアを歩んできた「今の私」だからこそ、そう考えられるのでしょう。
このコラムを読んで下さっている方。
過去を振り返ってみて、「きっと今の自分ならこうするだろう」と思う事はありますか?
「過去と他人は変えられない」という言葉があります。
どんなに後悔しても過去は変わりませんし、どんなに文句を言っても他人はなかなか変わりません。
私たちにできることは、今日からできることを一つでも実践することです。
過去と同じ様な境遇で立ち止まったり迷ったりした時、「今の自分ならこうするだろう」と思う事があるならば、その方向に早く一歩踏み出してみましょう。
少しでも過去から成長した「今の自分」が、少しずつ未来を思う方へ変えて行けると思います。
キャリアコンサルタント 福積千佳子