2019年4月掲載
このコラムが掲載されると間もなく、平成から令和に変わります。
ご覧いただいている方の中には、この10連休中もお仕事をされる方も少なくないでしょう。
就職活動中の方は、この連休をどのように過ごされるのでしょうか。
ハロワークは休みだし企業も休みの所が多いから、就活も連休明けから再開しようと考えているのでしょうか。
そのような方は、連休中に情報収集や応募書類の準備などしておくのも良いでしょう。
一方、就職活動が長くなっていると感じていて、連休になろうと元号が変わろうと、今の生活に変化や進展はないと思っている方。
そのような方は、この間を一つの節目と捉えてみると良いでしょう。
節目には、「物事の区切りとなるところ」という意味があります。
前へ進もうとがんばっているけれど進めない、どちらへ進めばよいかわからないという方こそ、立ち止まって一区切りつけてみるのです。
では、どうすればよいでしょうか。
まず、いらないものを思い切って捨てます。
例えば、古い求人情報や採用されなかった履歴書など。
身の回りを掃除する日を一日作ります。
それから、うまく行かなかったり嫌な思いをしたりした事も考えないようにします。
そして、前職の楽しかった出来事や助けてくれた人、これまでがんばっている事など、気持ちが和らぐ良いことに思いを巡らせてみます。
新しい求人情報を探すのも履歴書を作るのも、少しでも楽な気持ちになってからにします。
前を向いて進むためには、引きずっている荷物を一度下ろすことも必要です。
それは、今度前を向いたらすぐに状況が好転するとは限らないし、先が見えない人にとって前を向き続けるのはしんどい時もあるからです。
この時機だからこそ、日々の生活や就職活動の節目と捉えれば、今よりも少しでも、気持ちはしなやかに、動きはしたたかに成れるかもしれません。
元号の変わり目。
あなたなりの節目にしてみませんか。
キャリアコンサルタント 久保賢司