2018年6月掲載
毎週求人誌に目を通したり、頻繁にハローワークに通ったりしながら、仕事探しに懸命になっているのに、なかなか求人に応募できない方がいます。
「毎週同じような求人ばかりで“よい求人”が見つからない」
「今の自分では応募しても受かる気がしない」など理由は様々です。
次こそはより良い条件や環境の中で働きたいと考えて、応募先選びに慎重になっている方もいることでしょう。
自らや家族の生活を支え、人生の時間の大部分を占める仕事探しに迷ったり不安を感じたりすることは、多くの人が経験することです。
働く条件、職場環境、将来のことなどを考えて不安になったとしても、そんな自分自身を不安に思う必要はありません。
不安は誰でも感じるものですし、逃れようとすればするほど大きくなるものだからです。
それはわかるけど立ち止まったままという方。
もう一歩踏み出してみましょう。
「案ずるより産むが易い」と言います。
やってみたら案外うまく行くことや、とりあえず行ってみた所に深い縁ができることもあります。
仕事を離れている期間が長い方は、できるだけ早く、人手を求めている短時間や期間限定の仕事からでも始めてみましょう。
そして、働きながら、より自分に合った次の仕事を探しましょう。
採用する企業側からすると、応募の時点でブランクが続いている状態よりも、“現役”の応募者のほうが安心できると思われるからです。
仕事の内容も待遇も、職場の人間関係にも何の問題もない職場など、そう多くはないのでしょう。
結局のところ、仕事への向き合い方や置かれた環境のとらえ方、そして行動するかしないかは、自分次第なのです。
失敗してもあきらめなければ、案外大丈夫です。
一人でがんばらなくても、様々な支援機関や情報サービス等もどんどん利用しましょう。
そうして一歩踏み出して、丁度いい所に落ち着いた方を何人も見てきました。
キャリアコンサルタント 久保賢司