次の春に卒業して社会に出る学生の中には、この冬をどのように過ごそうかと考えている人もいることでしょう。
インターネットで「社会に出る前にやっておくべき事」などと検索すると、たくさんの情報があります。
本や雑誌の記事の中にも、新社会人になる心構えなどが書かれたものが多くあります。
家族や学校からのアドバイスもあるでしょう。
卒業までにしておくと良いことには、三つのポイントがあります。
一つは、仕事に必要な物を準備しておくことです。
例えば、仕事に合った服や靴。かばんや名刺入れなど身につける物。
ちょっと良い文具や工具、パソコンなども買っておくと良いかもしれません。
二つ目は、仕事に関係する知識やマナーを予習しておくことです。
運転免許や検定資格を取りに行く人もいるでしょう。
あいさつや言葉づかいに気をつけて少しずつ変えてみることは、今からでもできます。
三つ目。
これが一番大事なのですが、生活習慣を見直すことです。
起きる時間、寝る時間、食事の時間など。
アルバイトをしている人や友人と遊んでおきたいという人、勉強や部活に追われている人も。
今しかできないことはしっかりやりながらも、なるべく生活のリズムを整えましょう。
新しい職場に入ってから急に規則正しい生活に変えるのは、体も心もしんどいかもしれません。
仕事に対する姿勢や意欲にも影響するでしょう。
社会に出ると、周囲は気の合う人ばかりではありません。
厳しい上司や先輩もいるでしょう。
その中で仕事をしていくためには、自分がどう見られているかイメージすることも大事です。
イメージが難しければ、周囲のアドバイスを素直に聞くようにしましょう。
三つのポイントは、早く仕事を覚えて職場になじみ、周囲と協力して働くためと考えてやってみましょう。
学生だけでなく、転職や定年で長く勤めた職場を卒業して、新たな職場に入る大人にも大切なことかもしれません。
キャリアコンサルタント 久保賢司