2017年9月掲載
皆さんこんにちは。キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
前回私は、就職関連のセミナーや相談でよくいらっしゃる『自分の経歴に自信がない人』に行っているアドバイスをお伝えしました。
今回は、よくご質問のある、求人の『年齢不問』についてお話します。
「年齢不問と書いていたから問い合わせしたら、『実は若い人が欲しい』と言われました。それならそう書いておいて欲しい。」
「応募の前に電話をしたら、最初は感じよく応答してくれていたんです。
それなのに、実際の年齢を伝えたら急に冷たい応答になって『ちょっとうちでは難しい』と言われたんです。それなら初めに年齢を聞いて欲しい。」
『年齢不問』という言葉に、何か騙された感じを持った中高年の方は少なくないようです。
私は、日頃就労・就職支援のカウンセリングをしていますが、中高年やシニア層の方の力強さやエネルギーをひしひしと感じることも多いです。
激動の時代を生き抜いてきた世代の方々の中には、身体も気持ちも若々しくお元気で、頼もしく感じられる方がたくさんいらっしゃいます。
私は、人生100年時代と言われる今は、心と体の『実年齢』が大切ではないかと感じています。
またダメかもしれないと思いつつ応募先に電話をしたら、その気持ちが伝わって残念な結果になるのかもしれません。
問い合わせも明るく元気よく、アピールもしっかり行って、『是非一度会って下さい』と伝えましょう。
そして、応募の前に、ご自身の経験や強み、コミュニケーション力などについても相談して整理しておきましょう。
仕事の内容や条件等も調べて確認しましょう。
中高年の方の力を借りたいと考える企業は増えてきています。
思い切って、未経験の仕事や世界にチェンジ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
意外な所に、いきいきと働ける場所や居心地の良い居場所が見つかるかもしれません。
キャリアコンサルタント 福積千佳子