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HaTaキャリ 正社員をやめてアルバイトをしながら自分に合った仕事や働き方について悩む女性③
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HaTaキャリ 正社員をやめてアルバイトをしながら自分に合った仕事や働き方について悩む女性③
HaTaキャリ 正社員をやめてアルバイトをしながら自分に合った仕事や働き方について悩む女性③
働きたいあなたへのヒント HaTaキャリ シリーズ9 第3回(2021年11月配信)
☆シリーズ9 正社員をやめてアルバイトをしながら自分に合った仕事や働き方について悩む女性。
福田さん(仮名)21歳 高校卒業後に正社員で就職した会社を1年で辞めて、現在アルバイト中。
家族:母(会社員) 兄(公務員)
◇前回のあらすじ
キャリアコンサルタントは、福田さんが前の会社で1年働いて学んだことを尋ねたのですが、福田さんは「よくわからない」と答えます。今の販売のアルバイトを選んだ理由も、たまたまだったと答えます。また、これからやってみたいのは“ものつくり”の仕事と話します。キャリアコンサルタントがそのように迷っている福田さんの話をまとめたり質問したりして聴いていると、福田さんはやってみたい事や希望する職場のイメージを少しずつ明らかにして行きました。
(以下前回からの続き CC=キャリアコンサルタント)
CC
「福田さん、派遣会社の登録は今もしているのですね。アルバイトを始めてから、お仕事を紹介してもらうように派遣会社にお願いしたことはありますか?」
福田さん
「いえ、ないです。時々、お仕事紹介のメールは来ていますけど、あまり見ていないです…。今は、本当はフリーターでいいと思っているので。母には叱られますけど…。」
《ご参考》「2020年 フリーターの意識・就労実態調査」(2020年8月 マイナビ)
⇒
フリーターになったきっかけ(上位3項目)
※この調査によると、フリーターになったきっかけとして、就労中の方では「正社員で働くより楽だから」という理由が、年代別でみると、若年層(15~24歳)では、「明確な職業を思い描けなかった」という理由が最も多くなっています。
CC
「では、ハローワークでお仕事を探したことや、ハローワークインターネットサービスを使ってみたことはありますか?」
福田さん
「失業保険の手続きの時なんかに行ったことはあります。インターネットサービスは見たことはありますけど、あまり…。ハローワークの若者担当の人から、履歴書の書き方とかを教えてくれるセミナーを勧められて行ったことや、一度、友達と会社説明会にも行ったことはあります。」
《ご参考》
わかものハローワーク(厚生労働省)
⇒
わかものハローワークを利用してみませんか(厚生労働省 リーフレット)
CC
「お友達と会社説明会に行ったこともあるのですね。その時は、どこかの会社の話を聴いてみたりしましたか?」
福田さん
「いえ、わたしはちょっと…。会場で適性検査みたいなことはしてもらいましたけど。」
CC
「適性検査をしてもらったのですね。福田さんにどんな適性があったか覚えていますか?」
福田さん
「あまりはっきりした適性はなかったような・・・。人と接するような仕事、接客や販売、サービス関係や介護とかも向いていると言われたと思います、検査をしてくれた人からは、できる仕事はたくさんあるから自信もって就活しなさいと言われました…。」
CC
「そう言われた時は、どう思われましたか?」
福田さん
「…私、あまり自信ないのでその時はちょっと…。でも、今は、当たっているのかなと思います…。」
CC
「人と接する仕事が向いているというのは、当たっているのかなと思われるのですね。ただ、人と接する仕事と言っても、どんな仕事も人と接することはあるでしょうし、一人ではなく、誰かと協力してするでしょう。適性検査の診断を参考にするのもいいのですが、もう少しこうしてお話しながら、やってみたい仕事のことやできそうなことを考えてみませんか。例えば、サービス関係のお仕事と言ってもたくさんありますよ。」
《ご参考》厚生労働省職業分類
「職業分類に関するご案内」
「E サービスの職業」の例
福田さん
「そうですね…。でも私、やりたいこととかあまり無いですし、何ができるかと聞かれても、よくわからないです。お菓子作りとか、ものづくりも、興味はありますけど仕事でやって行く自信はないです、不安です。」
《ご参考》職業に関する興味や価値観の無料自己診断ツール(厚生労働省WEBサイトより)
⇒
RIASECによる自己診断
⇒
〇興味・価値観検査
⇒
〇トップページ
CC
「そうですよね、福田さんは、今はまだどんな仕事が自分に合っているかわからないし、何か初めての仕事をやって行くことに自信は持てないのですね。職場の人間関係も不安ということでしたね。福田さん、今のお菓子販売のアルバイトはたまたま見つけたと言われましたけど、始める時はどんな気持ちでしたか。覚えていますか?」
福田さん
「…行ったことのあるお店だったし、アルバイトだからそんなに不安はなかったです。ちょうど専門学校に進学した高校の同級生が就活していたので、とりあえず私も何かしようと思って始めました。母や兄にも心配かけたくなかったし…。」
CC
「会社を辞めてから、お母さまやお兄さんにも心配かけたくなかったし、とりあえずアルバイトからということで、少し気楽に始めてみたということでしょうか?でも、やってみたら職場の人にも恵まれて、楽しくやっているのですね。」
福田さん
「そうですね。やってみて良かったです。」
CC
「やってみて良かったと思われているのですね。福田さん、今のアルバイトを始めるときに、何か気をつけようと思ったことや、目標のようなことは考えましたか?」
福田さん
「あいさつ、です。お客さんだけじゃなく、お店で一緒にやっている人にもちゃんとあいさつしています。母のような年齢の方もいるので。仲良くしてもらおうと思って。」
《ご参考》「職場でのコミュニケーション」意識調査(2020年12月 エン・ジャパン)
Q.
職場でのコミュニケーションについて、どのようなことに気を付けていますか?
CC
「福田さんがちゃんとあいさつされるから、周りの皆さんも福田さんと仲良くできるのでしょうね。職場のコミュニケーションも良さそうですね。」
福田さん
「はい。前の職場と違って人数が少ないですし、皆さんいい人ですから。」
CC
「福田さんは、良い人に囲まれて働いているのですね。今のアルバイトは、当分の間このまま続けて行くとして、1年後とか3年後の未来予想と言うか、仕事のことだけじゃなく、福田さんの生活や夢がどうなっていたいか、ということを考えてみるのはどうでしょう?」
福田さん
「あっ、はい。」
CC
「では、福田さん。次の面談の時に、子供の頃にあこがれた仕事や、できるかどうかは別にして、やってみたい仕事、それから、こうなっていたいという自分のイメージを聞かせてください。思いつく範囲でいいので自由にイメージしてみて、もし忘れそうなら何かにメモして来てくださいね。」
つづく
次回予告
福田さんは、キャリアコンサルタントに近い将来の自分の働き方や生活のイメージについて思うことを話すうちに、自分の強みや、やってみたいことについて気づいて行きます。そして、漠然としていたこれからの自分の仕事や働き方を具体的に考えて、そこに向けて、今できることの中から目標と計画を立ててみることにします。
以上
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