2021年8月掲載
「学び直し」とは、学校を卒業して社会人になった後も、年齢に関係なくそれぞれのタイミングで学び直して、仕事で求められるスキルを磨き続けて行くことを意味しています。
これを「リカレント教育」とも言います。
今年6月に内閣府が実施した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動調査」によると、リカレント教育(学び直し)に取り組む理由として最も大きいのは、「現在の仕事に活かすため」です。
現在仕事を離れて就職活動をされている方にとっては、何か敷居が高い、時間がない、費用がない、と思う方もいるでしょう。
学び直すことが大事と言われても、何をしたらよいかわからないという方もいるでしょう。
そのような方にとって、公共の職業訓練は一つの良い学び直しの機会と考えられます。
様々な仕事に求められるスキルを磨くだけでなく、幅広い年代の方と共に学ぶことで、多様な働き方や生き方を知ることもできるからです。
費用は原則かかりませんし、通学が難しい方には、「eラーニング」もあります。
私が最近就職の相談を受けている方の中にも、雇用環境の厳しさを反映してか、職業訓練を受けながら将来の仕事や働き方を考え直してみたいという方が少なくありません。
つきたい仕事に活かせる職業訓練を選ぶのも良いのですが、学び直しの機会ととらえて、未経験の分野にチャレンジしても良いでしょう。
前記の調査でも、リカレント教育に取り組む理由として次に多かったのは、「今後のキャリアの選択肢を広げるため」です。
すぐに就職や仕事に結びつかなくても、学び直しをする習慣を身につけることは、これからの職業人生の中で必要になるでしょう。
また、自分に役立つ情報を探す力や好奇心も、就職活動や仕事において大切なことです。
関心のある方は、「ハロートレーニング 愛媛県」、「リカレント教育 愛媛県」などのワードで、気軽に検索してみてください。
キャリアコンサルタント 久保賢司